睡眠の方法・研究所TOP > 睡眠法のポイントとは? > 睡眠の病気には何がある?〜睡眠障害

睡眠の病気は90種類ある

 

睡眠の病気というと、不眠症や夢遊病というイメージがあります。
しかし、じつはもっとたくさんあります。国際分類では、約90種類あるといわれています。こういった睡眠の疾患を、睡眠障害といいます。

日本人に多い睡眠の病気は、精神生理性不眠、概日リズム睡眠障害、呼吸関連障害(いわゆる睡眠時無呼吸症候群)、薬物依存性障害です。

そのほかの睡眠の病気としては、過眠症(ナルコレプシー)、夢遊病(睡眠時遊行症)、夜驚症、むずむず脚症候群、睡眠時随伴症、おねしょ、歯ぎしり、いびきなどがあります。

不眠症

睡眠の病気のなかに、不眠症があります。
現在の日本人の5人に1人が、何らかの睡眠の問題で悩みを抱えているといわれています。そうなると5分の1の人が、睡眠の病気にかかっているのでしょうか?そうではありません。

誰にでも一時的に寝付けないことはあります。
たとえば明日、試験があるのに緊張して眠れないなどです。この場合は、一過性の不眠なので、べつに問題ありません。問題は1ヶ月以上続くような不眠症です。この場合、睡眠の病気である「可能性」もあります。医師に相談する目安は、不眠が一ヶ月続くかどうかです。

といっても睡眠の病気になったと、深刻に考える必要はありません。
それは睡眠の方法を知らない、つまり知識不足から来ていることもあるからです。たとえばカフェインが眠りを妨げることを知らない。あるいは夜型だったら、夜11に寝付けないのは当然です。

大きな悩みを抱えているために、眠れないのかもしれません。
この場合は、悩みが解決すれば、すみやかに眠れるでしょう。そういった悩みを相談しに、病院へ行ってもいいのです。場合によっては睡眠薬(ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤)を処方してもらえます。

神経症やうつ病

睡眠の病気といったとき、軽いものでは神経症からくる精神生理性不眠や、うつ病由来のものがあります。神経症の患者さんでは、寝ることを過度に意識してしまいます。そのため「今日もまた眠れないのでは?」という予期不安をもってしまい、本当にその通り眠れなくなるのです。このケースでは、精神科や心療内科でカウンセリングや認知行動療法を主体に、不眠症の治療を行ないます。

いっぽう、うつ病の不眠症の場合は、うつが根本の病気なので、そちらを治すことが先決です。うつ病が治れば不眠症も治るからです。精神生理性不眠の患者さんは、実際には眠れているのに、本人は寝れていないと感じています。それに対して、うつ病の患者さんでは、本人が感じているように、実際にも眠れていないことが多いようです。夜中に目覚めたり、早朝覚醒が多くなります。

過眠症(ナルコレプシー)

睡眠の病気で深刻なのは、過眠症、ナルコレプシーです。
この疾患は、きちんと睡眠時間をとっているのに、昼間に異常な眠気を感じてしまう睡眠障害。人と話しているときや車の運転中に、いきなり眠ってしまうのです。そのため「居眠り病」といわれています。また感情的に興奮すると脱力する、「情動脱力発作」があります。

なぜこのようなことが起こるのかというと、睡眠の開始時に、いきなりレム睡眠が発現するため。レム睡眠は脱力を伴うために、ナルコレプシーでも体の力が抜けるのです。これは昼夜を問わず、いきなり現われます。中枢神経系の異常ではないかといわれています。現在では、有効な睡眠の薬がいろいろと開発されています。

睡眠時無呼吸症候群

そのほか睡眠の病気として、睡眠時無呼吸症候群があります。
これはいびきをかいている人に多く発症します。いびきをかくということは、気道がせまくなっているために、うまく酸素を吸えていないことを意味するからです。睡眠時無呼吸症候群になると、10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間のうちに5回以上繰り返されます。

そうなると脳や心臓が、極度の酸素不足になります。
大脳が休まらないために、浅い眠りになります。あるいは夜中に目覚めてしまうため、日中に耐え難い眠気を感じるようになります。呼吸関連障害は過眠症の一種なのです。心臓にも酸素が十分にいかないため、心疾患の原因となります。睡眠中の突然死もありえるので、すぐに病院へ行きましょう。

重症の場合は、鼻から強制的に空気を送り込む「CPAP(シーパップ)療法」を健康保険で受けることができます。軽症の場合は、睡眠時にマウスピースをすることによって改善することがあります。しかし、これらは対症療法なので、根本の肥満や「飲酒などの生活習慣」を改善することが大切です。

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